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2024年12月05日木曜日
ホームトレンド大学の授業料を使い果たした中国人、ホテルにゴキブリや使用済み避妊具などを仕込んで金銭をだまし取る

大学の授業料を使い果たした中国人、ホテルにゴキブリや使用済み避妊具などを仕込んで金銭をだまし取る

引用:SCMP

中国で20代の男性がゴキブリや避妊具を使い、63軒ものホテルから金銭を脅し取っていたことが明らかになった。

2日(現地時間)、「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、浙江省台州出身の21歳男Aは、大学の授業料を旅行で使い果たした後、金策のために死んだゴキブリや使用済みのコンドームなどをホテルの客室に仕込む手口で、無料宿泊や賠償金を要求していた。

Aは死んだゴキブリや蝉、髪の毛、使用済みのコンドームを事前に用意し、ホテルの衛生問題を偽装して補償を得るという緻密な計画を実行した。被害を受けたホテルは計63軒にのぼる。

警察によると、「Aは約10カ月間にわたり主にホテルに滞在し、1日で3~4軒のホテルにチェックインすることもあった」という。さらに、「彼は昆虫や髪の毛などを部屋に置き、ホテルに不満を申し立てるか、SNSに投稿すると脅して無料宿泊や金銭を要求していた」と説明した。

ほとんどの被害ホテルが彼の要求に応じていたが、今年8月、あるホテルマネージャーが警察に通報したことで詐欺行為が発覚した。Aはこのホテルで衛生問題を理由に400元(約8,209円)の賠償を要求したが、マネージャーB氏が不審に思い、他のホテルと情報を共有した結果、Aの手口が明らかになった。

警察の調査で、Aは昨年11月からこれまでに380軒以上のホテルに滞在し、そのうち63軒で詐欺を働き、総額3万8,000元(約78万円)以上を脅し取っていたことが判明した。逮捕時には、死んだゴキブリや使用済みコンドームが入った23個のパッケージが所持品から押収された。警察はさらに余罪を調べており、事件は追加の法的手続きを経るため、臨海市人民検察院に送致された。

このニュースが伝えられると、中国のネットユーザーからは「これからは刑務所で無料宿泊だな」、「大学で詐欺を専攻してたのか」、「親は大学に通わせるために一生懸命働いていたのに、子どもは詐欺で応えるなんて」などの怒りの声が寄せられた。

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