タイ南部に位置するサムイ島で、ヨガをしていた20代のロシア人女性が高波にさらわれ、行方不明になる事故が発生した。現在、救助隊が女性の捜索を続けているが、海上を漂流するヨガマットのみが発見されている。
イギリスのメディア「ザ・ミラー」によると、行方不明になったのはロシア出身のカミラ・ベリャツカヤさん（24）だ。事故は11月19日、サムイ島で発生した。
公開された映像では、カミラさんが車のトランクからピンク色のヨガマットを取り出し、海岸の岩場でヨガをしている姿が映っていた。しかし、突然押し寄せた巨大な波により、カミラさんは海へ引き込まれた。その後、海面で漂うピンク色のヨガマットが発見されたが、本人の行方は依然として不明である。
調査によると、カミラさんは恋人と一緒に毎年タイを訪れており、今年も休暇のために訪問していた。二人は12月中旬に結婚式を挙げる予定だったという。
カミラさんの恋人であるアノキンさんは、「事故当日、カミラは『テニスをしに行く』と言って一人で外出した。まさか海岸に行っていたとは思いもしなかった」と語った。また、「私たちは既にウェディング写真も撮影しており、これから一緒に暮らす準備をしていた」とその心境を明かした。
現在、救助隊はサムイ島周辺の海域を中心にカミラさんの捜索を続けている。家族や友人たちは一刻も早い発見を祈りながら、その行方を見守っている。