20代女性を追いかけ、ストッキングを脱ぐよう要求した30代男性に対し、懲役6カ月、執行猶予2年の判決が言い渡された。
清州(チョンジュ)地裁刑事6単独のチョ・ヒョンソン部長判事は8日、住居侵入の罪で起訴された30代のAに対し、懲役6カ月、執行猶予2年を宣告し、保護観察と40時間の社会奉仕を命じた。
Aは昨年8月14日、ソウル市西大門区の建物で20代女性B氏を追いかけ、1階の玄関に入り、エレベーターにも同乗するなどして住居に侵入したとして起訴された。
事件当時、Aはエレベーターから降りたB氏を追いかけ、自らを末期がん患者と紹介し、「女性が履いたストッキングを持って一緒に寝るとがんが治る。履いているストッキングを脱いでほしい」と要求した。
調査の結果、Aは2020年に性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(性的目的による多目的施設侵入)で懲役8カ月、執行猶予3年の判決を受けた前科があることが確認された。
チョ判事は「被告は執行猶予期間中に再び犯罪を犯したが、被害者と和解しており、被害者が処罰を望んでいない点、精神科で治療を受けながら再犯防止に努めている点など、さまざまな量刑条件を総合的に考慮して刑を決定した」と述べた。