混雑した道路で、車にひかれた子牛を救おうと牛の群れが車を取り囲む光景が話題になった。
22日(現地時間)、インドメディア「フリー・プレス・ジャーナル」は、インド北部チャッティースガル州ライガルで、走行中の乗用車が子牛をひき、約200メートル引きずる事故が発生したと報じた。運転手は混雑した道路状況の中で子牛をひいたことに気づかなかったとされている。
通行人も目を引く、牛たちの団結行動
走行中の車に轢かれた子牛が車の下で徐々に押しつぶされる危険な状況の中、驚くべき出来事が起きた。子牛と一緒にいたとみられる牛の群れが集まり、轢かれた子牛のいる車を取り囲み始めたのだ。
牛たちの団結した行動をきっかけに、市民たちが子牛の救出に協力。車を持ち上げることで、子牛は無事に車の下から脱出した。救出に参加した通行人によれば、子牛は軽傷を負い、現在は治療を受けているとのことだ。
車にひかれた子牛を救おうと車両を取り囲む牛たちの姿がSNSやオンラインコミュニティで話題となった。動画を見たネットユーザーからは「牛たちの行動に感動した」、「牛たちが車を囲まなければ、子牛は助からなかったかもしれない」といった驚きの声が寄せられた。
一方、一部のネットユーザーからは「道路が混雑していたとしても、車の下に何かがあることに気づかないのはおかしい」、「ひかれた瞬間、子牛は悲鳴を上げたはずだ。気づかなかったというのはおかしい」といった批判的な意見も寄せられた。