孤児となった子ヤギの世話をする犬の母性愛が感動を呼んでいると、25日(現地時間)、米国の動物専門メディア「ペットヘルプフル」(pethelpful)が報じた。
米アリゾナ州在住の農夫が、近隣農場で母親を失い孤児となった子ヤギの話を耳にした。彼は妻と共にこの不憫な子ヤギの世話をすることにした。
そして、子ヤギを自分たちの農場に連れてきた後、夫婦は自分たち以外にもう一人の世話役がいることに気づいた。彼らのペットの中で「エビー(Evie)」という名の雌犬が、子ヤギを我が子のように世話をしていたのだ。
エビーは聴覚障害を持っていたが、子ヤギを世話する心は十分すぎるほどだった。毎日子ヤギの毛づくろいをし、安心して眠れるよう自分の体を寄り添わせた。子ヤギが鳴くと、すぐに舐めて上手に慰めた。
農夫はエビーが子ヤギの世話をする様子を自身のTikTokアカウントに投稿し、「私たちの最終目標は、一匹の雌犬に彼の世話をさせることだった」と述べ、「そしてエビーはまさにそうしてくれた」と説明した。最後に、「エビーは一日中子ヤギと一緒に過ごしている」と付け加えた。
この動画は26日時点で、210万回の再生回数を記録し、話題を呼んでいる。視聴者からは「動物たちは全く異なる種を愛し世話をするのに、人間は同じ人間同士でもそうできないことに驚かされる」、「丁寧に舐めてあげる姿に感動した」、「母性愛の偉大さを感じる」などのコメントを寄せられている。