ポスティングシステムを利用し、MLB挑戦を目指す佐々木朗希(24)が「AFP通信」が選ぶ「2025年注目の若手アスリート」に選出された。
30日(日本時間)AFP通信は、すべての種目を対象に2025年に注目すべき成長株の5人のアスリートを紹介した。
2020年に千葉ロッテマリーンズにドラフト1位で入団し、プロデビューを果たした佐々木は、3番目に紹介された。
NPBではこれまで先発投手として64試合に登板し、505奪三振を記録、4シーズンで29勝15敗、防御率2.10の成績を残している。
2022年4月10日にはオリックス・バファローズを相手に完全試合を達成するなど、23歳の若さでチームだけでなく、NPBを代表する投手に成長した。
今オフ、ポスティングシステムを利用してのMLB挑戦を表明した佐々木は、千葉ロッテの承認を受けて、10日にポスティング申請が完了し、MLBの各球団との交渉に入った。
MLBには「25歳ルール」が存在し、25歳未満の選手については「国際アマチュア選手」に分類され、契約金に上限が設けられているため、23歳の佐々木は同等の能力を持つ選手より、比較的安価で獲得できる可能性があるため、獲得競争は激化している。
AFP通信は「村上雅則投手が日本人、さらにアジア人選手として初めてメジャーリーグに進出してから60年が経つが、佐々木のMLB挑戦は大変な注目を集めている」とし、「彼は球速160キロに近い速球を安定して投げる投手で、アメリカメディアは彼を『マウンドを制する次世代の才能』と評している」と紹介した。
AFP通信が選んだ注目の若手アスリート1位は、F1ドライバーとして活躍するイギリスのオリバー・ベアマンだ。
2005年生まれのベアマンについて「いますぐに優勝を狙うのは難しいが、今後数年のあいだにトップレベルで活躍するための始まりの年になるだろう」と称賛した。
その他、エチオピアの陸上選手センボ・アルマエウ(19)、ロシアのテニス選手ミラ・アンドレーワ(17)、インド中の期待を背負う2011年生まれの天才クリケット少年ヴァイブハブ・スリヤヴァンシ(Vaibhav Suryavanshi)などが名を連ねた。