10代の青少年のコンドーム使用率が減少している主な原因として、成人向け動画の影響が指摘されている。
今月1日、英「BBC」の報道によると、過去10年間で青少年のコンドーム使用率が継続的に減少していることが判明した。
YMCAの性教育者であるサラ・ピアート氏は「一部の10代は成人向け動画でコンドーム使用を見ないため、実際の性行為でもコンドームを避ける傾向がある」と述べた。
実際、世界保健機関(WHO)の最近の報告書でも、過去10年間で青少年のコンドーム使用率が著しく低下したことが示されている。2022年時点で、15歳の男子の61%、女子の57%がコンドームを使用すると回答したが、前年の70%と63%からそれぞれ減少した。
ピアート氏は「成人向け動画だけでなく、SNSや成人向けコンテンツを提供するプラットフォームも青少年のコンドーム使用率低下に影響を与えている」とし、「インフルエンサーが、安全でない性行為を描写したり自慢したりすることも問題だ」と指摘した。実際、ある女性が1日に複数の若い男性と性行為をしたと自慢し、物議を醸した。
また「避妊法として女性の生理周期を利用する方法を使う人が多いが、これは常に信頼できる方法ではない」と警告した。さらに「思春期は生理が不規則で、適切に記録をつけないことが多いため、妊娠のリスクが高まる」と説明した。
BBCが若い世代を対象に実施した調査では、多くの人がコンドームの購入に恥ずかしさを感じていることが明らかになった。また、学校での性教育時間の不足も問題として指摘されている。