MLBのロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は大谷翔平の投手復帰について慎重に進める方針を明らかにした。
ロバーツ監督は5月まで大谷の登板はないだろうという考えを示した。
大谷は当時北米スポーツ界史上最高の10年総額7億ドル(約1,100億円)という巨大契約で2024シーズンからドジャースに入団した。
2023年秋に自身2度目の右肘のトミー・ジョン手術を受けた大谷に対し、この契約の成否を疑問視する声もあった。
しかし、そんな不安はどこ吹く風か、2004シーズン、指名打者に専念した大谷はMLB史上初の「50本塁打、50盗塁」の快挙を成し遂げた。
さらに、チームのワールドシリーズ制覇に貢献し、ナ・リーグMVPにも輝いた。 様々な栄誉に輝いた大谷は、2025シーズンに再び投打二刀流復帰を目指している。
昨年後半から徐々に投球練習を始め、今春に東京で開催されるメジャーリーグの開幕戦に投手として登板するのではないかという予想も一部であがっていたが、ロバーツ監督は大谷に無理はさせないと線をひいた。
ロバーツ監督は「5月まで大谷は登板しない」とし、オールスターブレイク後にマウンド復帰する見通しを示した。
現地では「ロバーツ監督は大谷がポストシーズンでベストの状態で投手として活躍することを期待している」とし、「投手復帰後はイニング制限を設けない方針」と報じた。
一方、2018年にロサンゼルス・エンジェルスでMLBデビューを果たした大谷は、投打二刀流選手として注目を集めてきた。
エンゼルス時代の2022年に15勝9敗、防御率2.33を記録し、翌年も10勝5敗、防御率3.14で2年連続の2桁勝利をあげた。
メジャー通算成績は38勝19敗、防御率3.01となっている。
2023年のワールド・ベースボール・クラシックでも投打でチームを牽引し、日本代表を優勝に導いた。