中国で教頭として勤めていた女性が、10歳年下の元教え子と5年間不倫関係を続け、約70万元(約1,505万円)相当の金銭と贈り物を受け取っていた事実が明らかになり、物議を醸している。
香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」は6日、中国のある女性教頭Aが10歳年下の元生徒B氏と5年間にわたり不倫関係にあったと報じた。報道によると、B氏がオンラインでこの関係を暴露したという。B氏は中学時代の教師だったAに魅力を感じて接近し、AもB氏の見た目に好感を持ったという。
B氏が卒業し社会人になった後、二人の不倫が始まった。彼らはホテルや車中、自宅などで密会を重ね、約5年間関係を続けていた。B氏が公開したチャットの記録によると、AはB氏を「愛するパパ」、「夫」などと呼んでいた。また、Aは日頃からB氏の子供を欲しがり、「私の心はあなたのものだから、夫に指一本触れさせない」などと言っていたという。
不倫期間中、AはB氏から約70万元(約1,505万円)相当の金銭と贈り物を受け取っていた。B氏が経済的な困難に陥り返金を求めると、Aはこれを拒否し、B氏を強姦罪で告訴した。
これを受け、B氏は地域教育委員会にAとの関係を告発し、正式に苦情を申し立てた。中国寧郷市(ねいきょう市)の教育当局は「調査結果、Aの職業倫理違反が判明した」とし、「Aを教頭職から解任し、他の業務に配置転換する。今後、教師たちの職業倫理を徹底する」と発表した。