ベラルーシのファッションブランド「ZNWR」が、気泡緩衝材(プチプチ)でジャケットとドレスを制作した。
今月6日(現地時間)、海外メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」は、ZNWRがフェスティバル用にリリースした「バブルジャケット」と「バブルドレス」が話題を呼んでいると報じた。
報道によると、ベラルーシの首都ミンスクに本社を置くZNWRは「新年を迎える今頃、フェスティバルで目立ちたい人々に最適な服だ」とし、「100%ポリエチレン製のジャケットとドレスは暑い天候には適さないが、手入れが簡単という利点がある」と宣伝した。価格は90ドル(約1万4,000円)である。
この「バブルジャケット」と「バブルドレス」は、主に梱包材や断熱材として使用される気泡緩衝材で作られている。同社は、2人のモデルがこの衣装を着て水上に浮かぶというプロモーション動画も公開した。ZNWR側は「忙しくて荒々しい生活の中で真の官能美は重要である」とし、「透明化つ誠実であることが真の価値のあることだ」と衣装をアピールした。さらに「一般的な枠組みから外れて新しいものを創造することが重要な人々が、自分のアイデンティティを表現できるように気泡緩衝材を使用した」と付け加えた。
こうした宣伝にもかかわらず、まだ衣服を購入した顧客はいないという。一部のネットユーザーは「斬新だ」、「気泡緩衝材を潰すのが面白そう」などと反応を示したが、大多の人々は批判的な反応を寄せた。他のネットユーザーからは「透けて見えるのに誰があれを着るのか」、「環境保護のために世界中が気泡緩衝材の使用を減らしているのに、こんな服を作るなんて」といった声が上がっている。