ホーム トレンド 出産するたびに夫に「母乳」を与え続けた3児の母、母乳で夫婦の絆が深まった?

出産するたびに夫に「母乳」を与え続けた3児の母、母乳で夫婦の絆が深まった?

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3人の子どもを出産するたびに夫に「母乳を授乳」

引用:ニューヨーク・ポスト
引用:ニューヨーク・ポスト

3人の子どもを出産するたびに夫に母乳を与えてきた米国の30代女性の話が話題となった。

海外メディア「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、レイチェル(31歳)は3人の子どもを出産した。子どもを産むたびに夫のアレクサンダー(30歳)に母乳を与えていた。

アレクサンダーは「母乳が健康に良いと聞いて飲み始めた」と述べ、「直接妻の胸から母乳を飲んだり、妻が冷凍保存していた母乳を飲んだりした」と語った。

さらに「母乳のおかげで妻との絆が深まった」とし、「もっと母乳が飲みたくて妻に4人目の子どもがほしいと言ったこともある」と述べた。レイチェルはこの話を自身のSNSで公開した後、他人から母乳の販売を求められることもあったという。

「冷凍母乳を送ってほしいというメッセージを多く受けた」とし、「夫に母乳を与える様子を撮影してほしいという依頼もあった」と語った。

アレクサンダーのように健康に良いという理由で母乳を飲む成人もいる。しかし、母乳が成人の健康に良いという主張には科学的根拠がない。母乳には免疫成分が含まれているが、これは新生児の成長に役立つ程度で、成人には効果がない。

母乳に含まれるとされる必須アミノ酸やミネラルなどの成分も、食事から十分に摂取できる成人がわざわざ母乳を飲む必要はない。むしろ成人が母乳を通して摂取すると下痢や腹痛を引き起こす可能性がある。

一方2021年、中国ではSNSを通じて実際に母乳の取引が行われていた。価格は100mlあたり15〜50元(約313〜1,043円)だった。取引方法は、「母乳を購入したい」もしくは「冷凍した母乳がある」という投稿をすると、すぐに取引が成立するというものだった。

しかし、保管や輸送中に冷凍した母乳が解凍されたり破損したりすると、細菌感染のリスクがある。安全性が保証されていない母乳は、他人のウイルスを伝播する媒介となる可能性がある。

HIV、活動性結核菌、ヘルペスウイルス、ヒトTリンパ好性ウイルス、梅毒、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどが伝染する可能性がある。そして、母乳を提供した女性が抗がん剤や向精神薬などを服用していた場合、母乳を通じて有害成分が伝わる可能性もある。 

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