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幼い頃に捨てられた子猫の世話したところ、今では博物館のマスコットになったという話が注目を集めている。この話の主人公は「ソンイ」という名の猫だ。ソンイは京畿道・楊平(キョンギド・ヤンピョン)にある展示館を運営するA氏によって発見された。
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発見当時、ソンイはA氏が運営する農場の駐車場に目も開けられない状態で捨てられていた。隣には既に亡くなった他の子猫もいたという。母猫が子猫を産んで去ったのか、どんな事情があったのかは不明だが、ソンイはその場で必死に助けを求めていたそうだ。
A氏は哀れに思い、ソンイを救うため哺乳瓶でミルクを与えた。通常、幼い頃から母猫の世話を受けられなかった子猫は、救助されたとしても免疫が弱く、栄養バランスを取ることも難しいため、生存率は低いと言われている。しかし幸いにも、ソンイは力強く哺乳瓶を吸った。食べる力があれば生き残る可能性も高いといわれるが、そのおかげなのかソンイはすくすくと成長し、今では博物館のマスコットになったという。
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A氏は「以前から白い猫に憧れていたが、ソンイを救って数日後、生え始めた毛が白く、しかもオッドアイだった」と語った。この神秘的な外見のおかげで、ソンイは来館者の人気を独占している。
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普段は博物館の高所に登り、来館者を見守る役割を果たしている。さらに、時折A氏の仕事ぶりも監視しているそうだ。幼少期に母猫や兄弟との交流がなかったためか、他の猫とはやや距離を置いている。一匹でいるのを好み、他の子猫が近づいてきても面倒臭そうに避けるという。
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それとは逆に、A氏の手で育てられたので人間には抵抗がなく、人を見つけたらおやつでももらえると思い「ニャーニャー」と近づいてくるそうだ。
A氏は自身のSNSアカウントにソンイの姿を映した動画を時々投稿している。これを見たネットユーザーからは「本当に雪のように白い」、「飼い主を監視する理由はおやつ代がちゃんと稼げているか確認するため」、「チュールの束を買っていかなきゃ」などの反応が寄せられている。
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A氏は「いつまでも健康で長生きしてくれれば」とソンイへの温かい思いを語った。