空きアパートに放置された猫が、1か月もの間、トイレの水と残飯だけで生き延びた末に救助された。警察は最近、この猫を遺棄した飼い主を動物虐待の疑いで逮捕し、捜査を進めている。
![引用:サウス・チャイナ・モーニング・ポスト](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0087/image-e5adb9f8-8036-4e65-9230-dbf49c0a162e.jpeg)
今月10日、香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、昨年8月、日本の非営利動物保護団体「アニマルレスキューたんぽぽ」が大阪の空きアパートから猫1匹を救助した。アパートの床は空き缶やゴミ、食べ残しで散らかっていた。
関西テレビによると、この猫はトイレの水を飲み、残飯を食べながら奇跡的に生き延びたという。救助された後、猫には「ミラクル」という名前が付けられ、団体はミラクルを病院に送り、治療を受けさせた。
![引用:サウス・チャイナ・モーニング・ポスト](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/02/CP-2023-0087/image-ad702416-56b3-47c5-a933-b75eb0641f39.jpeg)
日本警察は2月3日、ミラクルの元飼い主である27歳の女性Aを逮捕した。
Aは昨年7月、家主に無断で賃貸アパートを退去し、そのまま猫を置き去りにしたことを自白した。現在、Aは動物虐待の疑いで警察の取り調べを受けている。日本の動物愛護管理法によると、動物を虐待または遺棄した者は最大1年の懲役または100万円の罰金に処される。
ミラクルは当初、極度に攻撃的で、虐待の影響で頭や脚に傷があったが、現在は回復しているという。動物保護団体のSNSには「ミラクルを引き取りたい」という問い合わせが殺到したが、団体側は「心臓と腎臓に問題があり、特別な食料しか食べられないため、今後も団体で世話をする」と決定した。現在、ミラクルは他の猫たちと共に適応しながら生活している。
日本では2023年、動物虐待で181人が逮捕されており、2010年以降で最も多い数となっている。