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低収入で親と同居していることが理由で、2,000回もお見合いに失敗した男性が、自分と似た境遇の人々のためにデートサイトを設立し、話題となっている。
12日、香港「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、静岡県に住む44歳のヨシオさんは、8年前に恋人を探すため、複数の結婚相談所に登録。しかし、4年間で約2,000回ものお見合いに失敗した。
ある女性は一度会っただけで連絡を絶ち、また別の女性はプロフィールを見ただけで会うことを拒んだ。ヨシオさんは「私は一人っ子で親と同居しており、収入が多くないことが理由だ」と嘆いた。
彼の年収は約350万円だが、多くの結婚相談所が定める最低収入基準は550万円であり、大きく下回っていた。
ヨシオさんは「ある日、女性と公園へ花見に行った際、彼女が私の軽自動車を見て『このブランド、知りませんね』と馬鹿にした」と語った。その女性はデート中ほとんど会話をせず、距離を取り続けた。その後も、多くの女性がヨシオさんとのデートを拒否したという。
しかし、彼は「この経験は辛かったが、貴重な教訓になった」と振り返った。新たな女性と出会うたびにデートのスキルが向上し、ついにマッチングアプリを通じて妻と出会うことができたという。1年間の交際を経て結婚し、子どももできた。
その後、ヨシオさんは恋愛や結婚生活に苦労する人々を支援するため、無料相談を提供するデートサイト「ヨシオの婚活ラボ」を設立した。自らの経験を活かし、同じ悩みを持つ人々を助けている。