ホーム トレンド 約140年の謎「切り裂きジャック」の正体がついに判明か、DNA鑑定で浮上した新たな容疑者とは?

約140年の謎「切り裂きジャック」の正体がついに判明か、DNA鑑定で浮上した新たな容疑者とは?

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引用:AP通信
引用:AP通信

未解決事件であり、世紀の殺人鬼と呼ばれる「ジャック・ザ・リッパー」の正体がポーランド出身の理髪師だという説が注目を集めている。

ニューヨーク・ポストなどの海外メディアは15日(現地時間)、「約140年ぶりに19世紀の連続殺人犯「ジャック・ザ・リッパー」の真の正体が明らかになった」と報じ、「殺人現場から回収されたショールから採取されたDNA分析結果が公開された」と伝えた。

英国の歴史家であり、作家のラッセル・エドワーズ氏は2007年のオークションでジャック・ザ・リッパー連続殺人事件の被害者の一人、キャサリン・エドウッズ氏の血が付着したショールを購入した。エドワーズ氏は被害者の子孫の協力を得て、ショールに残っていた血痕および体液のDNAを分析した。その結果、「ジャック・ザ・リッパー」と推定される男、アーロン・コスミンスキーのDNAが検出された。

コスミンスキーは1880年代に英国に移住したポーランド出身の理髪師である。1888年にロンドン東部で発生した通称「ジャック・ザ・リッパー事件」の有力な容疑者の一人だったが、当時は証拠不十分で逮捕されなかった。

コスミンスキーは事件当時23歳で、1919年に精神病院で死亡した。

エドワーズ氏は被害者エドウッズ氏の子孫から提供されたDNAサンプルとショールの血痕のDNAと比較した。また、コスミンスキーの子孫も真相究明のためDNAサンプルを提供し、ショールに残っていた体液の持ち主がコスミンスキーであることが確認された。

しかし、エドワーズ氏の調査結果は公式に認められなかった。使用されたDNAサンプルの法的信頼性が低く、調査結果が科学誌に掲載されるなど学界で認められなかったためだ。

特に調査に使用されたミトコンドリアのDNAは一般的に犯罪解決の決定的証拠となる核DNAと比べて信頼性が低いとされる。ミトコンドリアDNAは、類似したDNA配列を持つ人が複数存在する可能性があるためだ。

ジャック・ザ・リッパーは1888年8月31日から11月9日にかけて、英国ロンドン東部地域の売春街ホワイトチャペルで少なくとも5人の女性を残虐に殺害した世紀の連続殺人犯だ。

被害者はメアリー・アン・ニコルズ(43歳、以下死亡時の年齢)、アニー・チャップマン(47歳)、エリザベス・ストライド(44歳)、キャサリン・エドウッズ(46歳)、メリー・ジェーン・ケリー(25歳)だ。

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