
5日(現地時間)、米サンフランシスコの大型店舗に設置された自動販売機の前で2人の男性が殴り合いの乱闘を繰り広げた。互いに自販機を占領しようと押し合い、殴り合う場面もあった。最終的に警察が出動してようやく争いは収まった。
2人の男性が奪い合っていたのはポケモンカードの自販機だった。この日の午前10時に自販機に新規カードが再入荷されていた。
ゲーム情報サイト「Kotaku」は7日(現地時間)、音楽家ヨークナインのTikTok公式アカウント(Yoc9Official)に「ポケモン自販機前の乱闘」というタイトルの動画が投稿された。この動画は現場にいた人物が撮影し、ヨークナインに提供したものだ。
動画では、黒のパーカー、野球帽、白いズボンを着用した男性がポケモン自販機の前に立っていた男性に近づき、突き飛ばした。その後、揉み合いが始まった。
ヨークナインは現場の続報も伝えている。「結局、警察が到着し暴力を振るった男性を逮捕しようとしたが、相手の男性が望まなかった」という。
この動画が公開された後、子供向けに作られたカードを巡って大人が争う姿に対し、批判が殺到した。
あるネットユーザーは「(私も)家の前で友達とポケモンカードを交換していた世代だが、このような制御不能の行動は理解できない」と非難した。
Kotakuによると、最近米国でポケモンカードの人気が急上昇し、その価値も急騰しているという。特に希少カードの価格はオンラインで高騰している。カードの供給不足により、新規カードが発売されるたびに奪い合いが起き、カードを盗むために店舗に侵入する事件も発生している。
