韓国男子サッカー代表監督にホン・ミョンボ前蔚山HD監督を選任したことに関連し、韓国サッカー協会が公式見解をもって釈明したが、韓国内のサッカーファンをさらに憤慨させる事態に陥っている。
韓国サッカー協会は7日、男子サッカー代表新監督がホン・ミョンボ監督に内定したと発表した。
イ・イムセン技術本部統括理事は8日に監督選出に関するブリーフィングを行い、13日には理事会の書面決議を通じて選任手続きを完了させた。
しかし、選任手続きにおいて、韓国サッカー協会が本来遵守すべき段階を無視したのではないかという透明性と公平性に関する議論が浮き彫りになった。
さらに、新監督選任のために創設された戦力強化委員会の委員を務めたパク・チュホ氏が、過去5ヶ月間にわたる代表監督選任過程の問題点について暴露し、世論はさらに激化した。
22日、韓国サッカー協会は公式ホームページを通じ、ホン・ミョンボ新監督の選任過程に関連して提起された疑惑について釈明を行った。
しかし、韓国サッカー協会の釈明はむしろ韓国内のサッカーファンのさらなる怒りを引き起こした。結局、韓国最大級のコミュニティサイト「Dcinside」の国内サッカーコミュニティは声明文を発表し、チョン・モンギュ会長、ホン・ミョンボ監督、イ・イムセン理事の即時辞任を強力に要求した。また、実現しない場合はデモなどの集団行動も辞さないとし、「サッカーファンはあまりに惨憺たる状況に怒りが込み上げており、もはや協会の妄言に耳を傾けることはできないと判断した」と語気を強めた。
そして、「我々は『社団法人韓国サッカー協会定款』と『蹴球人憲章』をゴミ箱に投げ捨てたチョン・モンギュ韓国サッカー協会会長、イ・イムセン技術統括理事、ホン・ミョンボ監督をこれ以上信頼できない状態に陥ったため、すぐに自発的に辞任することを強く促すが、もし、これが受け入れられない場合には集団行動も辞さず、国際的な恥辱を引き起こす結果になりえることを厳重に警告する」と声をあげた。
「Dcinside」の国内サッカーコミュニティが発表した声明文は下記の通りである。
声明文
国内サッカーコミュニティより公式見解を発表します。
「社団法人韓国サッカー協会」(以下「協会」)は「社団法人韓国サッカー協会定款」により、国内外で大韓民国サッカーを代表する機関としてサッカーの普及を通じて国民の体力増進及びスポーツ精神の養成に寄与し、会員を支援し育成するとともに、優秀な選手を育成して国威発揚を目的としている。
また、協会は行政及び事業を遂行するにあたり政治的中立を守り、性別、民族、宗教、出生地、出身学校、職業、社会的地位など、あらゆる形態の差別を禁止しなければならず、協会は大韓体育会に対して「大韓体育会定款及びその規定を遵守」し、「所管会員団体の公正かつ透明な運営を指導及び支援する」義務を負う。
そして、協会のホームページに明記された「蹴球人憲章」第7号には「サッカーに害となる不正及び腐敗、差別及び暴力を排除する(Reject corruption, discrimination, violence, and other dangers to our Game.)」と明確に示されている。
しかし、22日に協会が発表した「代表監督選任過程関連Q&A」には「もちろん資料をしっかりと準備してくれば、(選考対象の)監督とエージェントを意欲的で誠意があるとみなすことができるかもしれないが、それが代表チーム監督としての能力と競争力があるという根拠にはなりません」、「一国の代表チームを導く監督を選ぶ際に、すべての候補者に一律に同じ内容を尋ね要求する面談方式を採用するのが最善とは言えません」という立場が含まれていた。
サッカーファンはあまりにも惨憺たる状況に怒りが込み上げており、もはや協会の妄言に耳を傾けることはできないと判断した。
国内サッカーコミュニティ一同は「社団法人韓国サッカー協会定款」と「蹴球人憲章」をゴミ箱に投げ捨てたチョン・モンギュ韓国サッカー協会会長、イ・イムセン技術統括理事、ホン・ミョンボ監督をこれ以上信頼できない状態に陥ったため、すぐに自発的に辞任することを強く促すが、もし、これが受け入れられない場合には集団行動も辞さず、国際的な恥辱を引き起こす結果になりえることを厳重に警告する。
ありがとうございます。
2024年7月22日
国内サッカーコミュニティ一同