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酔っている女性客が「トイレに行きたい」と言ってタクシーを停車させた後、高高速道路に飛び出すという危険な出来事が発生した。
5日、YouTubeチャンネル「ハン・ムンチョルTV」には、「もし放っておいたら…? 遺棄罪で処罰される可能性もあります」と題した動画が投稿された。
タクシー運転手A氏によると、事件が起こったのは2日未明。ソウル・江南区狎鴎亭(アックジョン)から京畿道・利川(イチョン)へ向かう女性客B氏を乗せていた。
移動中、B氏が「トイレに行きたい」と言い出し、A氏は近くのサービスエリアに車を停めた。しかし、車を降りたB氏はトイレとは逆方向に歩き始め、高速道路に向かって進んでいった。
A氏が窓を開けて「そっちじゃない!」と叫んだが、B氏は無視して走り出した。
驚いたA氏はすぐに車を降りてB氏を追いかけた。しかし、すでに距離が開いており、B氏は車道を横切って中央分離帯まで到達してしまった。
A氏は「このまま放っておけば命を落とすと思い、車が来ていないタイミングを見計らって走って行き、必死で助けた。本当に命がけだった」と振り返った。
しかし、B氏は助けられた後も暴れ、A氏の頬を2回も殴ったという。暴れるB氏を無理やり休憩所に連れ戻したA氏は近くに停まっていたレッカー車を叩いて助けを求めたが、反応はなかった。
結局、A氏は警察に通報し、警察が到着してようやく事態は収束した。
A氏は「車がトイレの前に停車していたため、ドライブレコーダーに映像が残っていない。唯一の証拠は、近くに停まっていたトラックのカメラや休憩所のCCTVだけだ」と話した。
また、「今でもあの時のことを思い出すと恐怖で震える。女性客を処罰する方法はないのか。もみ合いの中でスマートフォンが壊れ、頬も殴られたが、補償を受けることはできるのか」と疑問を投げかけた。
さらに、「このような状況で、もし客を止めずにそのまま放っておいた場合、事故が起こればタクシー運転手の責任になると言われたが、本当なのか?」と問いかけた。
弁護士のハン・ムンチョル氏は「酔った状態での行為をどのように処罰するのかは難しいが、もし放っておいた場合、遺棄罪に問われる可能性がある。客が泥酔している場合は連れ戻すのが義務だ。安全が最優先されるべき」と指摘した。
また、「追いかけている途中で事故に遭ったら仕方がない。しかし、そのまま見過ごして事故が起きれば、運転手が遺棄罪で処罰される可能性がある。(この事件で)トラウマになって仕事が続けられなくなるタクシー運転手も出るのではないか」と現状を心配していた。