ホーム トレンド 「お願い…」時速110kmの列車とSUVが激突、衝突直前でSUV運転手の命がけ脱出劇

「お願い…」時速110kmの列車とSUVが激突、衝突直前でSUV運転手の命がけ脱出劇

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引用 / FOXニュース
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米ユタ州で、踏切に閉じ込められたSUVが列車と衝突する事故が発生。運転者は衝突直前に車外に脱出し、命拾いした。

FOXニュースなどの報道によると、4日(現地時間)、ユタ州レイトンのエンジェル・ストリート付近にある踏切で、信号待ちをしていたSUVが列車と衝突する事故が起きた。

事故当時、SUVは列車接近の警報を受けて踏切前で停車していた。後続のピックアップトラックがSUVに追突し、その衝撃でSUVは線路上に押し出された。運転者は慌てて後退を試みたが、遮断機に阻まれ動けなくなった。最終的に運転者は車を諦め、運転席から身一つで脱出した。

引用 / FOXニュース
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運転者が避難してから約10秒後、列車は踏切上のSUVに激突した。SUVは半壊し、遮断機は完全に破壊された。公開された列車内の映像には運転士が衝突直前に「頼む」と叫びながら無事を祈る声が録音されていた。当時、列車は時速110kmで走行しており、SUVを発見して緊急ブレーキをかけたものの、衝突は回避できなかった。

今回の事故では人的被害はなかったが、警察はSUVに追突したピックアップトラックの運転者に罰金を科した。ユタ交通局(UTA)は事故による損害額が10万ドル(約1,518万円)を超えると見込んでいる。

UTAの広報官ギャビン・グスタフソンは「列車は障害物を避けられず、完全停止には約1.6km以上の距離が必要だ」と説明し、「踏切で車が閉じ込められた場合、遮断機を押し倒して脱出するのが最も安全な方法だ」と助言している。

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